グループ学習のすすめ

グループにわかれ、課題について、ひとりひとりが主体的・能動的に 役割を分担したり協力し合いながら意見を交わし、作業を行い、ともに 一つの成果を作り上げていくという実践的な学習形態で、オリジナルの ぴーしーずゲームカードを作っていくワークショップの提案です。

ぴーしーずを使ったグループワーク学習が「学びの地力をのばす」ワケ

①ゲームとしての楽しさがきっかけで、やりたいと思って始める能動的な学習体験であること。
②自らの暮らしている地域学習になること。
③クイズ作成という、他者の視点を想定したり、ものごとを多角的にとらえる力を養うこと。
④情報収集・整理のためのノートの使い方や活用法を学べること。
⑤インターネットを使って「調べる」という作業体験を行い、同時に著作権やネット利用の
 ルールや危険性などのインターネット学習の機会にもなること。
⑥途中段階での検証作業が「ゲームをやってみること」なので中だるみを防ぐことができる。
⑦最終成果物である紙のカードセットを協力して作るという、物づくりの作業(喜び)も含まれること。
⑧最後に待っているのがみんなでゲームをして楽しむという喜びと楽しさであること。
⑨グループワーク学習を終えたらおしまいではなく、自分だけのオリジナルな問題セットを
 作って遊びたいという動機づけにより、「学ぶ・創る・遊ぶ」のサイクルが継続していくこと。

①まず「ぴーしーず」で遊んでみましょう。

まずは、ジグソーパズルをやってみましょう。

①相模原の緑区・中央区・南区およびその中の22の地区
②緑区・中央区・南区のシンボルマーク
③相模原を代表する4つのキャラクター
を覚えます。みんなで3~4回もやれば子どもたちは、
シンボルマークやキャラクターは完ぺきに、各地区の
形や場所も、半分くらいは覚えてしまいます。
時間があれば、チーム対抗で、よーいドンでパズル完成のスピードを
競ってみると子どもたちは大盛り上がりでしょう。

次にぴーしーずカードを使って、
「クイズでぴーしーず」「ぴーしーずでカルタ」で遊んでみましょう。

・先生が出題者で、班対抗でクイズゲーム
・先生が読みあげ役で、各班内の4~5人でカルタとり
・班内で、出題者と解答者のクイズゲーム
・班内で、一人が読み手、他の人が取り手のカルタとり
などなど、パズルとカードの数に応じていろいろなパターンが
可能です。何回かやってみると、パズルのピースのシルエットが
クイズの正解となるゲームの意外な楽しさを実感することでしょう。

②さて、ここからがグループワーク学習の本題です。

「クイズでぴーしーず」「ぴーしーずでカルタ」で遊ぶための 29の問題カード(読み札)を
班ごとに1セット、みんなで分担・協力して調べ、作成していくグループワークとなります。

用意するもの
・相模原市の地図 各班に1つ
(市販のものや、緑区・中央区・南区発行のものがあります。)
・社会科副読本「さがみはら」
・市役所や区役所、観光協会、まちづくりセンターなどで
もらえる観光マップや各種施設案内、パンフレットなど
・図書室にある市の概要や統計資料のような冊子
・インターネットで検索できる1台のパソコン

①班ごとに児童が29個の地区・ロゴ・キャラクターの分担を決める。
②各自、担当する地区・ロゴ・キャラクターについて、情報を集め、調べ、問題文を作っていく。
③班内で各自の持ちよった問題について、みんなで討論する。
④自班のカードで遊んでみる。
⑤他班の問題カードセットと交換し遊んでみる。
⑥遊んでみて気付いた点や修正したほうが良い点を話し合い、
・他班には、感想とアドバイスをまとめ、提供する。
・自班で気づいた問題点・改善点をまとめ。
⑦自班の問題カードにフィードバックし改良する。
⑧問題ができたら、カードセットを作る。

完成したらみんなで遊んでみよう!

良かった点、工夫した点、苦労した点、
反省点などについて振り返り、レポートを
各班でまとめ、クラスで発表会をやってみ
ましょう。

ぴーしーず情報局では、学校等の授業で行っ
たグループワーク学習の成果を紹介させてい
ただくページをご用意しております。
ぜひ、クラスのみんなで楽しく作業した様
子や、苦労した点、工夫した点、みんなで作
りあげた成果と喜びを写真や図版などを添え
て投稿してください。